下半身の繰り返すスポーツの痛みと、疲労について 【茅ヶ崎市のチガサキ整骨院が解説】
下半身の繰り返すスポーツの痛みと、疲労について
①概要
繰り返す痛みと疲労は、Over Use Syudromeとも言われます。いわゆる使いすぎ、という状態です。スポーツの練習に多く見られます。
好発する年齢は様々で、年代別に行きやすい場所や、競技の違いもあるので共通して考えられることをお伝えします。
この状態は、体の一部に長期間負荷がかかりすぎることによって起きる筋肉・腱・靭帯・骨・軟骨に起きる障害です。
②原因
・過度な運動
・不適切な動作(柔軟性・バランス・筋力・基本身体動作・姿勢)
・不適切な運動強度・頻度・運動環境
・不適切な休息・睡眠
・不適切な栄養
・不適切な練習方法やスケジュール
などが挙げられます。逆にこのどれかのケアが欠けてしまうので長期化・再発しやすい障害と言えます。
③代表例
・オスグッド
10代前後の男子に好発(成長段階の骨への負荷による。)
ジャンプ、ストップ、ダッシュにより出現しやすい
骨の脆弱部への刺激、ももの筋肉の柔軟性低下、姿勢の悪さ、猫背
・ジャンパーズニー
12〜20歳に好発(靭帯への負荷の増大、年齢が高い)
ジャンプ、ストップ、ダッシュにより出現しやすい
ももの筋肉の柔軟性低下、姿勢の悪さ、猫背、O脚
・ランナーズニー、腸脛靭帯炎
膝の外側の痛み
16歳以上、特に35歳以上から増加傾向
走り方、走る量、走る環境により出現しやすくなる
お尻の筋肉の柔軟性低下、姿勢の悪さ、猫背、O脚、扁平足、体幹機能低下
・鵞足炎
膝の内側の痛み
屈伸動作の多いスポーツ、過度なランニング、高齢者のO脚傾向のある方に多い
お尻の筋肉の柔軟性低下、姿勢の悪さ、猫背、O脚、扁平足、体幹機能低下
・シンスプリント
すねの内側の痛み(M T S S)
11〜22歳に多い。過度なスポーツにより出現。
走行とジャンプが多いスポーツに好発
ふくらはぎの筋肉の柔軟性低下、姿勢の悪さ、猫背、O脚、扁平足、体幹機能低下
疲労骨折との比較が必要